私たちは、こう思う

大学は、小学校や中学校とは異なり、歩きや自転車で通える距離にあることはまれです。たとえ「地元の大学」に進学できたとしても、「一人暮らし」をしながら、大学へ通うことはよくあることです。

学生生活において、住環境を整えることは必須です。一人暮らしをするためには、当然、住む〈場所〉と住むための〈資力〉が必要となります。学納金だけが、大学進学のための負担ではないのです。

とはいえ、私たちができることにも限りがあります。各大学の持つリソースを利活用させてもらうことが重要です。とりわけ学生寮の提供です。自宅から通うことのできない学生が安心して学べる環境を確保する。そのために、多くの大学が学生寮を整備しています。大学の協力を得て、優先的に入寮できる等、支援学生が住環境を整えるお手伝いをしたい、またしなければいけない。そう考えています。

アルバイト漬けの生活は、中途退学のリスクを高めます。中途退学はその後の人生に大きく影を落としかねません。大学や地域の商工会議所等と連携を図り、学業と両立できるアルバイト探しに協力する。これも大切なことだと思います。