私たちは、こう思う
学費の工面はとても重要です。各所から、教育支援の一環として、奨学金が給付・貸与されるようになっています。大学進学・就学の〈必要条件〉が整いつつある、ともいえます。
しかしながら、学費さえ工面できれば、大学へ進学できるでしょうか。進学できたとして、充実した学生生活を送ることができるでしょうか。経済的に困窮している家庭は、他にも多くの環境調整を必要とする場合が多いといいます。ここに目を向け、手を差し伸べていかないと、学生は安心して勉強に打ち込むことができないのです。
私たちは、思いを共にする社会福祉士の方々と連携し、学生及びその家族に対して相談援助(面談)を行い、卒業まで寄り添っていきたい。そう考えるに至りました。社会福祉士が、支援を必要とする学生及びその家族と定期的に相談を受けられる環境を整え、生活全般の相談・家計管理等の相談・社会保障制度の情報提供、また福祉関係機関との連絡調整を行います。
大学進学・就学の〈十分条件〉を整える。これが「親子ぐるみ支援」なのです。